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こぐま保育園でよく読まれている絵本を紹介します



 子どもたちは絵本が大好きです。子ども向けの絵本がたくさん出版されている中で、どんな絵本を家庭で読んだら良いのか?迷っている方もいると思います。そこで、こぐま保育園の子どもたちが最近よく読んでいる大好きな絵本とそこから展開するつもり遊びなどを紹介します。
           ・0歳児 ・1歳児 ・2歳児 ・3歳児  ・4歳児  ・5歳児
<初掲載 2012.02.09>
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0歳児

 いつ頃から絵本を読みはじめたら良いのかな?成長発達はそれぞれ違うので何とも言えないのですが、目安として6ヵ月くらいから「見ている」のが感じられ、9か月も過ぎると反応がはっきりしてくるようです。刈谷市では保健センターで実施する4か月児健康診査時に、おすすめ絵本と絵本情報誌を配布しています。

「いないいないばあ」 作) 松谷 みよ子 絵) 瀬川 康男

 “ばあ”と動物が顔を出すと、指をさして「あっあっ」と笑います。ところどころで“ばあ”のタイミングをずらしたりすると笑って一緒に「ばあー」と言ったりします。


「ふうせんねこ」 作) せな けいこ

 “ぷー”と保育者と一緒に絵本のシーンに合わせてほっぺをふくらませてやりとりを楽しみながら見ています。

 《後日談》
 0歳児の時に読んでもらった「ふうせんねこ」。ねこが「いやだプー」といやいやを言うセリフがあります。子どもの心にそのセリフが残っていて、だんだん自我が出てくる月齢になると、保育士が「○○しよう」と呼びかけると「いやだプー!!」といやいやをします。でもその語尾の「プー」がかわいくて思わず微笑んでしまいます。


月齢の小さな赤ちゃんには、天井に描いた(貼った)絵や模様を見せています。これは、赤ちゃんの仰向け期の視界を広げ、自ら外界に目を向けるように働きかけるものです。

             


その他に

「いやだいやだ」「もじゃもじゃ」「にんじん」「きれいなはこ」作・絵:せな けいこ
「もこもこもこ」作:谷川 俊太郎  絵:元永 定正
「あっ!」 作:中川 ひろたか  絵:柳原 良平
「じどうしゃ」 作・絵:寺島 竜一
「どうぶつのおやこ」 作・絵:やぶうち まさゆき   なども人気です。




1歳児

 1歳児は、繰り返しのある絵本を何度も何度も読むことで、次に何か出てくるということを期待しながら絵本を楽しんでいます。

 1歳児では、“ねないこだれだ”(せな けいこ作)のペープサートが大人気です。

 絵本の登場人物は、子どもたちにわかりやすく描かれた、お化け・猫・ねずみ・ふくろう・どろぼうなどです。それぞれの登場人物にになりきった保育者が、鳴き声のまねをしたり、リズムをとって動かすと、子どもたちはペープサートに釘付けです。


 今まで繰り返し“ねないこだれだ”を読んでいることで、そこからつもり遊びをするようになりました。「おばけだぞ〜」と保育者が声色を変えると子どもたちは、「キャー」「おばけだおばけだ〜」逃げ回ったり、隠れてみたりと、まてまて遊びを楽しんでいます。

 
            その他に、
 「もじゃもじゃ」 「にんじん」 「きれいなはこ」 作・絵:せな けいこ 
 「たまごのあかちゃん」作:神沢 利子 絵:柳生 弦一郎 
 「でんしゃにのって」 作・絵:とよた かずひこ
 「もけらもけら」 作:山下 洋輔 絵:元永 定正
 「がちゃがちゃどんどん」 作・絵:元永 定正
 「のせてのせて」 作:松谷 みよ子 絵:東光寺 啓
 「はけたよはけたよ」 作:神沢 利子 絵:西巻 茅子
                                なども人気です。



2歳児

 お話が始まるとみんな集まってきて、今からどんなお話が始まるだろうかと期待いっぱいの2歳児です。お話ができるようになり身のまわりの物に興味いっぱいのこの時期は絵本が大好きです。生活に根ざした簡単なストーリー性のあるものや意外性のあるものを喜ぶようになります。


最近の人気の絵本
  
 
@ 「くろずみ小太郎旅日記」おろち退治の巻 飯野和好作 
   時代劇風の化け物退治のお話です。忍法を使う主人公の姿が
   面白いらしく、何度も「読んで!」とおねだりされます。

 A 「くずかごおばけ」 せな けいこ作 おばけえほん
   お化けがでるのでちょっと怖いけど「いつお化けがでる?」と興味
   しんしんで見入っています。

 B 3びきのこぶた」 イギリス民話 岩倉千春;文 花之内雅吉;絵
   
 くり返しがあるので、そのまねをして楽しんでいます。
   オオカミが家を吹きとばすシーンは一緒になって吹いています。

 
C 三びきのやぎのがらがらどん」 北欧民話 マーシャ・ブラウン;絵 せた ていじ;訳 
   やはり、くり返しがあるので、それが楽しいようです。散歩で吊り橋遊具があると
   保育士に「“だれだ!やって”」とおねだりすることも。




3歳児

 3歳児になるとイメージの世界が膨らみます。見たもの聴いたものを頭でイメージし、お話の中に引き込まれていきます。「わくわくドキドキ」しながら絵本の楽しさを味わっていくのです。


うみやまがっせん」作:上沢謙二 絵:大島 英太郎
 「わっせやっせ」「えんやさのよいやさ」の掛け声にあわせ、海の魚たちと、山の動物たちが互いに力を合わせてつり竿とつり糸をひっぱりあいます。こぐまっこ発表会ではこのお話の劇を演じますよ。

恐竜のかみしばい
 いるか、くじらの部屋にある恐竜の本が大好き!図書館で「トリケラトプス」「おじいちゃんってすごい」など恐竜の紙芝居をいくつか借りてきたところ「きょうりゅうよんで」と目が釘付けで見ています。

おおかみと七匹のこやぎ」作:グリム童話 絵:フェリクス・ホフマン 訳:瀬田 貞二
 昨年、こぐまっこ発表会でみんなで行った劇あそびです。「三匹のこぶた」と共に、怖いけどおもしろい、友達と一緒に逃げるのがたのしいと今も園庭や公園でおおかみ追いかけあそびを楽しんでいます。

もったいないばあさん」作・絵:真珠 まりこ
みかんの皮を干してお風呂にいれるシーンがあります。きりん組でもさっそくまねっこ。おやつにでたみかんの皮をせっせと集めテラスで乾燥。年末にはみんなで分け、お家のお風呂に浮かべたよ。温ったまったね。

おばけなんてないさ 作・絵: せな けいこ
 おばけなんてないさの歌とともに楽しんでいます。

ぐぎがさんとふへほさん」作:岸田 衿子 絵:にしむら あつこ
 なまえに点点を付けるのが面白く、ことば遊びを楽しんでいます。



4歳児

 4歳児になると絵本の中の場面をイメージし、ストーリーを理解するようになります。また、絵本の中の登場人物の気持ちを考えたりしながら楽しめるようになってきます。
最近の人気の絵本ベスト4

@ 「どうぞのいす」 作:香山 美子 絵:柿本 幸造
  「ことばのふしぎ」と「思いやり」あふれるおはなしです。
  「どうぞ」のあとの動物への気づかいに心いやされます。

A 「ぞくぞく村のミイラのラムさん」 作:末吉 暁子 絵:垂石 眞子
  4歳児のおともだち「ミイラのミイくん」のおはなしです。
  こぐまの近くに住んでいる友だちのミイラのミイくんを重ねて楽しんで
  います。

B 「グリーンマットのピーマンマン」 作:さくら ともこ 絵:中村 景児
  「ピーマンきらい」「ニンジンいや」でもね・・・苦手な野菜もボクたちの元気パワーに
  なるんだよ。そんなことに気づける絵本です。

C 「あのね、サンタの国ではね」 文:嘉納 純子 案:松本 智年・一色 恭子 絵: 黒井 健
  こどもたちの大好きなサンタの一年を描いています。
  12月によい子のところへプレゼントを届けるためのサンタの1年の生活に
  ドキドキ ワクワクしながら思い描き楽しんでいます。

その他に、
 「ゆうちゃんのミキサーしゃ」 作:村上裕子 絵:片山 健 
 「ミレドーさんちのこびとたち」 作:ひだ りょうこ 
 「がまんのケーキ」 作・絵:かがくい ひろし
 「ともだちや」 作:内田 麟太郎  絵:,降矢 なな
 「もりのおふろ」 作・絵:西村 敏雄
 「きょうのおべんとうはなんだろな」 作:きしだ えりこ 絵:やまわき ゆりこ
なども人気です。



5歳児

 保育士のようにみんなに読み聞かせたり、色々なことが分かる図鑑への興味も増し、自作紙芝居を作る子もいます。

「ももたろう・ぼくのねこみなかった」など
 保育者になりきって、みんなに読み聞かせるように読んでいます。イスを持ち出し持ち方も
 完璧です。
 
「自作紙芝居」  
 友だちと協力して内容を考え、巻物のようにして作っています。
 おはよう会(朝の会)でみんなの前で読んでくれます。

 

「図鑑」・「めいろ」

 一年中見てきた本です。よおーーー
みんなが見たのが
一目でわかるくらいボロボロになりました。
 





「へんてこもりにいこうよ」
 絵の少ないお話です。イメージをふくらまし、ことばの面白さを耳にし、思わずプププと笑ってしまいます。

 



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作成:こぐま保育園 ホームページ係