今日のお野菜なあに? (2歳児)
4月から毎朝おやつの前にしている「今日のお野菜なあに?」の時間は子どもたちが大好きな活動になってきました。
皆が席に着くと「せーのーでー」と掛け声を掛け、一斉に「キョウノ オヤサイ ナアニ?」と給食室に向かって声を出します。
すると、「ハーイ」と言いながら、給食の先生が今日の野菜を持って出てきてくれます。給食の先生から野菜の名前を聞くと子どもたちは、野菜に触りたくって仕方ありません。
「チョウダイ!」と触らせてもらいます(種類がたくさんあるときは順番になるけど)。それぞれ触ることでいろいろな発見がある子どもたちです。
「アーヤワラカイネ!(トマトの時)」「ナンカニオウネ!(にらの時)」「ミドリダネ!」など自分の思ったことを言葉にします。触りすぎて野菜がちょっと可哀相なときも・・
子どもたちに変化が
そんな活動をしていくうちに子どもたちに変化がでてきます。
まず、野菜の名前をたくさん覚えました。
(名前を知りたいという気持ちが芽生えています。)
給食以外のときにも「インゲン」「モヤシ」なんてままごとで言っています。そして、給食を食べる時に、朝見た「野菜」を探すようになってきました。
また、「キョウノヤサイアルカナ?」と子どもたちは手を洗うときから楽しみにしています。給食の中でみつけた時は、どの子も「アッタ!」と大喜びになります。それから、子どもたちは「野菜を食べてみよう」という気持ちが膨らんできています。
今まで、どちらかというと野菜より「ご飯」「肉」「魚」が好きな子どもたちが保育者の「今日のお野菜○○だよ!」と言う声かけに、食べてみたいという気になるようです。食べてみると美味しいのか次々に食べてしまうことも・・(今までも食べず嫌いだっただけだったかもね)
これからも食べることに興味をもてる活動を行ないながら、「食べること」が楽しくって、好きな子にしていきたいな!
だって「食べる意欲は生きる意欲なんだもん!」
<初掲載 2011.10.26>
|