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箸の持ち方・使い方


 
 子どもに箸の持ち方や使い方を正しく教えるのは難しいですね。箸を握ってもつ「握り箸」や、はしを交差させる「クロス箸」になっていたり、妙に力を入れて握っていたりと、どう直せばよいのか考えてしまいます。
 どんな箸の持ち方でも食べられるんだから…という考えもあるかと思いますが、正しい箸の持ち方は機能的で食べやすく、見た目も美しいです。 大人がお子さんと一緒に食事をして、正しい箸の持ち方、使い方の手本を見せていきましょう。


<更新 2013.12.16>
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箸 選びのポイント

・長さ 手の長さ(手首から一番長い指先までの長さ)+2〜3p程度
・滑りにくい箸

正しい箸の持ち方

箸の片方(固定ばし)を、親指の根元に挟みます。 薬指を軽く曲げて第一関節を下に添え、親指と薬指で支えます。
もう片方の箸(作用箸)は親指のはらで挟み、中指の第一関節で支えます。 作用箸の支えをしっかりさせるために、小指を薬指に添わせます。

 下にくる固定箸は動かさず固定し、上にくる作用箸だけが動きます。
 作用箸の動きを繰り返し練習しましょう。

食事マナー

きれいな食べ方は、周囲の人に対しての食事マナーでもあります。

  ・ひじをつきながら食べない。
  ・食べこぼさない。
  ・音を立てて食べない。
  ・口を閉じて噛む。

こどもの気持ち

つかもうとすればするほど手全体に力が入り、箸先が交差して開いていきます。こうなると2本の箸先があたらないので何もつかめません。また、今まで経験のない動きであり力の入れ具合が難しいですよね。
 食べる度に箸の使い方を言われると、子どももイライラしてしまうだろうし、箸で練習するだけではつまらなくて続きそうにありません。粘土や洗濯バサミを使った遊びなど指先の動きが巧みになる遊び、箸を使って豆つかみゲームをするなど、食事以外の場面で箸を用いて根気よく練習していきましょう。


こぐま保育園・第二こぐま保育園では

園では「○歳には箸をきちんと使えるように指導する」という考えではなく、目安としては3歳になったころ、あるいは3歳児クラスになった時などに(子ども達の状況に応じて年度ごとに異なります)箸を配ります。スプーンも使いながら掴みやすい食材から箸を使って食べられるようにしていきます。
 箸を使いこなすようになるには、背景である家庭での食事も大きくかかわりがあります。個人差があるので、卒園するまでに正しく使えるようになればよいと考えています。4・5歳児クラスでは箸が正しく使えるよう、保育者が子どもと一緒に給食を食べ、声をかけながら持ち方をじっくり指導しています。


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作成:こぐま保育園 ホームページ係