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トイレトレーニング

 
 トイレトレーニングは、子育てをしているお父さんお母さんの共通の悩みすよね。いつかは自立するとわかっていても、なかなか先が見えずに悩んでいる方も多いことでしょう。
 保育園では子どもの気持ちを大切にトイレ(オマル)が嫌にならないように焦らず進めています。
<更新 2013.12.16>

トイレトレーニング  保育園ではこんな感じで進めています。



ステップ1


 お座りの姿勢が安定し、保育者の支えがありながらもしゃがんだり立ったりができるようになったころ(1歳前後)から始めます。最初はお昼寝の後など、子どもの機嫌がよくオムツがぬれていない時にオマルに座ります。この時はオマルで排尿できることが目的ではなく、オマルに慣れることが目的です。

 初めて見るオマル、初めて座るオマルを嫌がる時は無理にはやりません。お友達が座っているのをみたり、オマルに座ってみる?と問いかけ促していくことで、オマルに興味が出てきて座れるようになってきます。おしっこが出せることが目的ではないので、長時間座ることはさけます。「ちっち(おしっこ)なかったね。オマル、ちゃんちゃん(座ること)できてよかったね」と声をかけていきます。おしっこが出た時は、オマルのおしっこを見せながら「ちっち、でたね。よかったね?」とおしっこが出たことを伝え、出た喜びを感じられるようにしています。

ステップ2

 生活のリズムが安定してきた1歳半ごろからは生活の節目(遊びの前後、食事の前後)にオマルに座るようにしています。嫌がる時は無理強いはしませんが次にやること(遊びや食事)に期待がもてるように声をかけながらオマルに座ることを促していきます。少しずつ排尿を促していきたい時期なので子どもの排尿間隔をつかみ、なるべくそこに合わせて促していけるようにしています。おしっこが出た時は「でたね?、よかったね。すっきりしたね。」など保育者が一緒に喜び、子どもがおしっこが出たことを感じ、ここで(オマル)おしっこするんだということを意識できるようにしています。


ステップ3

 オマルで排尿できるようになってきたら、いよいよパンツデビューです。保育園では分厚いトレーニングパンツではなく、普通のパンツを使用しています。まだまだ失敗も多い時期ですが、おしっこが出てパンツ、ズボンが濡れてしまう経験を通し、「おしっこでちゃった、気持ち悪い」などの感覚を知り、子ども自身が「おしっこ出そう」という尿意を感じていけるようにしています。おしっこがパンツで出てしまった時は「気持ち悪いね、きれいにしようね」と着替えをしています。

☆トイレトレーニングは個人差が大きいです。一人ひとりのペースに合わせ、焦らず進めていくことを大切にしています。


ステップ4


 2歳半近くになると自分で「おしっこしたい」「おしっこでる」という尿意を感じられるようになってきます。保育者が「おしっこいくよ」と誘っても「イヤ」「でない」と言うこともしばしばあります。そのような時は「わかったよ。おしっこしたくなったら教えてね」と声をかけ見守ります。しかし、おしっこが出てしまうこともあります。「ほらー、さっきおしっこ行けばよかったのに」と叱るのではなく「出ちゃったね。きれいにしようね」と声をかけ着替えをします。

 また、遊びに夢中になりおしっこに行くのを嫌がったり、おしっこが出てしまうこともありますが、そんな時も叱らないことが大切です。子どもの遊びを頭ごなしに中断させるのではなく、そっと声をかけてあげたり、遊びにくぎりをつけてあげるように声をかけてあげたりしています。
 

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作成:こぐま保育園ホームページ係