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 − ザリガニ釣り  あおグループ(5歳児)−


 自然がいっぱい残るこぐま保育園ですがお散歩コースの思わぬところでザリガニの棲みかを見つけました。「捕まえてみたいなー」の子ども達の一言から色々調べてザリガニ釣りがはじまりました。
 おじいちゃん達が子どものころは、当たり前だった遊びがこぐま保育園ではどのように展開したのでしょうか?

<初掲載 2013.09.13>
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はじまり
 猿渡川での散歩で、たまたまザリガニの棲みかを発見。興味津々に観察する子ども達。「捕まえて見たいなー」「どうやって捕まえるんだろう?」という子ども達の一言から始まったザリガニ釣り!どうしたら捕まえられるかを図鑑やインターネットなどで家の人に調べてもらう事から始まりました。
 「ザリガニのエサは、スルメと煮干しだって!」、「釣竿で捕まえるって書いてあったよ」などと話し合いました。5歳児あおグループが「釣竿用の木の棒」を集める姿や、タコ糸やクリップで釣りのしかけを作る姿は4歳児にとって「いいな〜」という憧れです。


準備

 まずは子ども達が調べてきたザリガニを捕まえる為の道具である釣竿にする木の棒をむしゃむしゃの森で集めました。
次に、たこ糸やクリップを取り付けて出来上がった釣竿の使い方を習得する為に、紙に書いたザリガニや魚を釣る『釣りごっこ』をホールでしました。同じ獲物を2人〜3人同時に狙おうとし、糸がからまる子どもが続出!「同じザリガニは狙わない!」というルールが子ども達の中に出来ました。

さあ釣るぞー
 勇んで初のザリガニ釣りへ行くが一匹も釣れず…残念でした。数もまだまだ少なく小さいザリガニばかりでした。その日、どうしたら釣れるのかを子ども同士で話合い作戦を考えたり、本で調べたりしました。二回目のザリガニ釣りは強風で、釣竿を思ったようにコントロールできない子ども達はこの日も釣れませんでした。しかし、保育者が初めての一匹目のザリガニを吊り上げると「うわ一、ホントに釣れるんだー。自分達も…」と子ども達も釣れるんだと言う確信に変わり、意欲も高まりました。

やったー釣れたぞー

 三回目のザリガニ釣りへ!糸を短く持ったり、自分の影の位置を考えたりと子ども達が自分で考えた作戦を実践しました。するとT君が子どもではじめてがザリガニを吊り上げるとクラスの全員が集まってきて「ヤッター!大成功一♪」とまるで自分の事のように皆が「ばんざーい!」と喜びました!その後クラスの半数近くのこどもが吊り上げることができました。

 何度もザリガニ釣りを重ね、失敗と経験を繰り返す中で遂に5歳児青グループ21名全員が自分の力でザリガニを吊り上げる事に成功しました。

 絵本の『ザリガニの王様まっかちん』を読むことなどを通して子ども達のザリガニ釣りに対する意欲を盛り上げ、楽しく取り組むことができました。全員が釣れたことで「みんなで釣れた!」という5歳児の集団としての仲間意識が深められました。



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作成:こぐま保育園 ホームページ係